夢王子

from LINE 2012/09/17 おはよう。 昨日は長い一日だった。 朝から楽曲制作、そのままドラマ｢悪夢ちゃん｣の撮影だ。 とは言っても、ドラマの撮影は撮りこぼした部分をワンシーンの撮影だ。 現場に入ってメイクをしている最中も今、制作中の曲がなかなかウマくいかず 大声で何度も歌っていたら全部、外にだだ聞こえだったらしい。 恥ずかしい限りだ,,,がそんな甲斐あって良いメロディーと歌詞が出来上がってきた。 久しぶりの女性目線の歌に胸がグッと締め付けられるこの感じが悪くない。 撮影の準備が整い現場に入ると信じられないほどの蚊の洗礼を受ける。 蚊アレルギーのボクにとっては蜂の巣の中にいるのと同じほど辛い。 一つ咬まれると、信じられないぐらい膨れあがって収拾がつかなくなる。 だが、スタッフはこんな中で朝からずっと撮影をし続けている。 みんなホントに頑張ってる。 撮影がおさないようにボクも少しお利口さんにしておこうと 虫除けスプレーをシャワー並みに浴びながら撮影の準備を待つ。 ほどなくして、ボクのシーンは順調に終わった。 北川景子ちゃんも蚊がきついらしく、すぐに腫れるそうだ。 だが、文句も言わず、笑顔を絶やさず、一つ一つしっかりきっちり仕上げていく姿に ｢たいしたもんだ･･･｣と感心せざるを得ない。 今回の撮影チームは非常に雰囲気がいい。 良い緊張感を持っていながら、優しく暖かい空気感も漂ってる。 こういうチームで一つの作品を作れるってのは幸せなことだ。 ギスギスした現場での長期の撮影は精神的にもかなりヤられる。 どんな状況でもあまり気にしないボクでさえ、 かなりしんどくなるのだから、そういうことを気にする役者にとっては雰囲気の悪い現場は吐き気がするようにもなるんじゃないかとさえ思う。 今回のスタッフでやれることを心から嬉しく思う。 あ、そうだ。二日前の夜のロケ中にオモシロいことがあった。 都内の夜の深い時間の公園での撮影、そりゃ色んな人が通る。 とにかく撮影が止まるわけだ。 気持ちよくなって大声で叫んでいる人がいると辛抱強く待たなければならない。 今回もえらく大声で叫んでる人がいた。 スタッフが走ってくる。 ｢すいません、随分と気持ちよくなってる人がいて･･･、暫く待ちです｣ まあ、よくあることだが、しばらく待っても再開しない。 スタッフが静かにして貰えるように道で大声で叫ぶその人に頼みに言った。 すると、そのスタッフが走って帰ってきた。 ｢すいません、あの気持ちよくなってる人に誰も声を掛けられないようで･･･｣ ボクが怪訝な顔で ｢なんで？？ボクが行こうか？？｣ と、言うと ｢いえ、あの～･･･、どうやら"アッコさん"みたいで･･･｣ あはははははは。 ドラマのロケでアッコさん待ちって。 恐るべし和田アキ子。さすがアッコさん。 好きだなぁ、その人生楽しんでる感じが。 いつか、一緒に呑みたいなぁ･･･、いや、辞めておこう。 ボクにはまだ、アッコさんは早すぎる･･･。 (以下略)